2024/09/25
初のNPB入り くふうハヤテの“エース”がヤクルトと合意 昨季はオリックスでプレー
■背番号18の西濱勇星投手 ヤクルトと育成契約
プロ野球のヤクルトスワローズが24日、静岡市に本拠地を置くくふうハヤテベンチャーズ静岡の西濱勇星投手と育成契約で基本合意したと発表した。今シーズンから2軍に加わったくふうハヤテとオイシックス新潟からNPB12球団に入るのは初めてとなる。
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くふうハヤテでエースナンバー18を背負う西濱投手は今シーズン、先発ローテーションの一角を担っている。21試合に登板して4勝8敗、防御率3.47。150キロを超える直球と、21歳の若さは将来性を感じさせる。今年3月に行われた侍ジャパンシリーズの欧州との練習試合では、4回を無失点に抑えている。
西濱投手は関東学園大学附属高校を卒業後、BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスでプレーした。2022年のプロ野球ドラフト会議でオリックス・バファローズから育成1位で指名され、昨シーズンはオリックスに所属。しかし、ウエスタン・リーグでの登板は3試合にとどまり、シーズンオフに戦力外となった。
西濱投手は9月27日がくふうハヤテで出場できる最後の試合となり、28日にヤクルトと正式に契約する。8月以降は新たな支配下選手登録ができないため、今シーズンは1軍の試合に出場できない。球団を通して次のようにコメントした。
「この度、東京ヤクルトスワローズさんに育成にて移籍させていただけることとなりました。静岡には縁もゆかりもない自分の事もたくさん応援してくださり、本当にありがとうございました。必ず支配下に上がり、皆さまに少しでも恩を返すことができたらと思いながらこれからも頑張ります!本当にありがとうございました!」
くふうハヤテはウエスタン・リーグ参入1年目となる今シーズン、117試合で28勝81敗8分けの最下位と苦戦している。西濱投手の移籍はチームの戦力ダウンとなるが、NPB12球団入りを目指す他の選手のモチベーションにつながる。
(SHIZUOKA Life編集部)