2024/10/07
なぜ静岡県で大きな失望や怒り? ジャンポケ斉藤氏が書類送検 妻は性的暴行を否定
■ロケバスで性的暴行の疑い 容疑認めて「反省している」
お笑いトリオ「ジャングルポケット」のメンバー、斉藤慎二氏が不同意性交等・不同意わいせつの疑いで書類送検されたと報道各社が伝えている。千葉県出身の斉藤氏は静岡県と縁が深くないように見えるが、静岡県民の失望や怒りは大きい。
報道各社によると、斉藤氏は今年7月、テレビ番組の収録のため東京都新宿区に駐車していたロケバスの車内で、20代女性に性的暴行を加えるなどした疑いで書類送検された。斉藤氏は警視庁の事情聴取に対して、「反省している」と容疑を認めているという。
斉藤氏は9月、体調不良を理由に活動休止を発表し、全てのレギュラー版食いを降板した。所属する吉本興業は9月20日、ホームページ上で以下のコメントを発表している。
「弊社所属ジャングルポケット斉藤慎二につきましては、先月来、入院するなど体調不良が続いておりましたが、このたび、本人より、当面の活動を休止したい旨の申入れがありましたのでご報告いたします。関係各所の皆様、ファンの皆様には大変ご迷惑、ご心配をおかけしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます」
当初、インターネット上では斉藤氏の体調を心配するコメントが寄せられた。しかし、性的暴行の疑いによる書類送検が報じられ、風向きは一気に変わった。斉藤氏に対する批判であふれている。
■静岡市の講演会でいじめ被害告白 県民からは「説得力がない」
静岡県内でも斉藤氏への怒りや失望の声が上がっている。2022年に静岡市の学校で開かれた講演会で、学生時代にいじめを受けていたと告白。その際、学生に次のようなメッセージを送った。
「もし、人を傷つけている人がいるなら絶対にやめてほしい。その人は一瞬で忘れるかもしれないけど、いじめられている側は一生忘れない。僕は一生恨んでいます。自分がやったことを後悔して、これから自分は変わっていくんだ、これからは人を傷つけずに生きていくんだという気持ちを持ってくれたらすごくうれしい」
弱者の気持ちを代弁する言葉に学生たちは胸を打たれた。そして、この講演を伝えた報道には、県内から大きな反響があった。斉藤氏を応援していた県民の失望は大きい。
書類送検の報道を受け、県民からは「いじめられた側は一生忘れないという言葉の説得力がなくなった。性的暴行を受ける側の気持ちを考えなかったのだろうか」、「言っていることとやっていることが違い過ぎて呆れる。被害者のことを考えると、今さら反省しても遅いのではないか」、「他にもスキャンダルが報じられて、今回は性的暴行の疑い。説明もしないで体調不良を理由に活動休止。フォローのしようがない」などの声が上がっている。
斉藤氏は7月まで公式Xを頻繁に更新していたが、8月3日で投稿が止まっている。YouTubeも8月3日が最後の動画、Instagramは7月22日以降、更新されていない。
一方、斉藤氏の妻でタレントの瀬戸サオリ氏は自身のInstagramで次のようにつづり、報道の一部を否定している。
「関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません。この件で性的暴行と報道されておりますが、一部事実と違う報道がされております。不同意ということでお相手の方が被害届を出しているとお聞きしておりました」
「事実関係としましては、相手の方からも行為がありSNSをフォローしたり連絡先を交換していたことは事実で、こちらとしましてはロケバスの中のドライブレコーダー及びカメラの解析を警察の方に求めていました。一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした。私が弁護士の方から聞いている内容はこれが全てです」
「家族がいるにも関わらずこのような事が起きたことは擁護する余地もございませんが、私にも守るべき子供がいますのでお伝えさせていただきました。重ねて大変お騒がせをし、ご迷惑をお掛けしました事を深くお詫び申し上げます」
(SHIZUOKA Life編集部)