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2022/09/25

【台風15号】記録的豪雨の爪痕明らかに 静岡県で死者2人、行方不明1人 住宅被害は1890棟

記録的豪雨となった静岡市では復旧作業に追われる

■静岡市駿河区など県内5地点で24時間雨量が観測史上最大

台風15号による記録的豪雨から一夜明け、静岡県では被害状況が明らかになってきた。掛川市と袋井市でそれぞれ死者1人が判明し、川根本町では1人が行方不明なっている。全壊や浸水など住宅の被害は1890棟に上った。

 

23日夜から24日未明にかけ、台風15号の影響で静岡県内は記録的豪雨となった。気象庁によると、静岡市駿河区では24時間雨量が416.5ミリを記録するなど、県内5つの地点で観測史上最大の雨量だった。

 

人的被害や物的被害も明らかになってきた。県によると、掛川市と袋井市で1人ずつの死者が確認された。川根本町では1人が行方不明、浜松市では1人が軽傷を負っている。

 

掛川市では住宅1棟が全壊、牧之原市では9棟が一部損壊した。床上、床下浸水の被害は1880棟と県内全域に及んだ。交通機関にも影響があり、停電や断水も生じた。

 

記録的短時間大雨情報は静岡市、藤枝市、掛川市、牧之原市、浜松市など県内11市町で計32回発令された。警戒レベル5にあたる「緊急安全確保」は最大3つの市で発令され、対象人数は734444人(306830世帯)まで増えた。警戒レベル4の「避難指示」は2151921人(895611世帯)と、県民の約6割まで膨らんだ。

 

天気予報をはるかに超える記録的な豪雨となった静岡県。台風通過後は晴天へと変わったが、住民や店のスタッフは復旧作業に追われている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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