2024/12/04
静岡駅のタクシー乗り場24時間ライブ配信 行列緩和に期待 割引きクーポンもゲット
■来年1月31日まで YouTubeでタクシーの混雑状況確認
忘年会や新年会シーズンでタクシーを利用する人にとってはストレスが軽減するかもしれない。静岡市がJR静岡駅のタクシー乗り場にカメラを設置し、混雑状況を24時間ライブ配信する取り組みを始めた。タクシー配車アプリで利用できる割引きクーポンもプレゼントしている。
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静岡市が12月2日から期間限定で、静岡駅のタクシー混雑状況をYouTubeで生配信している。カメラは駅の北口と南口どちらにも設置され、現在の状況を24時間確認できる。
今回の取り組みはタクシー繁忙期の対策として、静岡市とタクシー事業者が協働で混雑を緩和する狙いがある。タクシー業界は新型コロナウイルス感染拡大後に需要が落ち込み、運転手が減少した。新型コロナによる行動制限が解除されてからは利用客が回復したため、運転手不足でタクシー乗り場に列ができることが増えたという。
これからの時期は忘年会や新年会で飲食の機会が増えてタクシーを利用する人も増加することから、24時間ライブ配信に乗り出した。YouTubeのチャンネル名「静岡駅前タクシー乗り場ライブカメラ」で状況を確認できる。順番待ちする乗客のストレスを減らせることに加えて、タクシー事業者も効率良く配車できることが期待されている。
利用者増加に対応するため、12月は深夜帯のタクシー稼働台数を昨年の190台から240台に増やした。また、今年4月から始まった一般ドライバーによる運送サービス「日本版ライドシェア(金、土曜の夕方4時から翌朝5時台に運行)」の対応車両台数も今までの3台から8台とした。
また、静岡市はタクシー配車アプリ「GO」や「DiDi」の活用も呼びかけている。GOはアプリダウンロードの特典として500円分のクーポン、DiDiは初めて利用する人を対象に500円分のクーポンをプレゼントしている。
「静岡駅前タクシー乗り場ライブカメラ」の取り組みは来年1月31日まで。個人情報保護のため、解像度を落として配信している。
(SHIZUOKA Life編集部)