2024/12/07
静岡市出身の元NPB左腕 地元くふうハヤテ入りならず…“ライバル球団”に入団
■静岡商業出身の元DeNA高田琢登投手 オイシックス新潟に入団
静岡商業高校出身で元DeNAの高田琢登投手が来シーズンからオイシックス新潟でプレーする。球団から正式に発表され、背番号は14に決定。地元のくふうハヤテベンチャーズ静岡入りを期待する声もあったが、新天地に選んだのはくふうハヤテと同じ今シーズンからプロ野球に参入した“ライバル球団”となった。
オイシックス新潟は12月6日、高田投手の入団を発表した。公式ホームページには本人のコメントも掲載した。
「この度、オイシックス新潟アルビレックスBCに入団させていただく事になりました髙田琢登です。チームの勝利に貢献し、新潟を盛り上げていけたらと思いますのでご声援よろしくお願いします」
静岡市出身の高田投手は甲子園出場経験もある古豪・静岡商で1年夏からベンチに入った。高校3年の夏はエースとして、新型コロナウイルス感染症の拡大で中止となった全国高校野球選手権静岡大会の代替大会でチームをベスト4に導いた。
その年のドラフト会議でDeNAからドラフト6位指名を受けて入団。4年間所属したものの1軍登板なく、今オフに戦力外通告を受けた。イースタン・リーグでは今シーズン、13試合に登板して0勝4敗、防御率8.55と結果を残せなかった。戦力外通告後のInstagramでは次のようにつづっている。
「ベイスターズでは4年間と長いようで短い時間でしたが、たくさんの応援ありがとうございました。1年目から怪我もあり挫折しそうな時もありましたがとても楽しく勉強になる4年間でした。先の事は何も決まっていませんが、野球は続けたいと思っています」
■現役続行の意思表明 くふうハヤテとNPB12球団のトライアウト受験
現役続行を希望していた高田投手は11月、今シーズンからウエスタン・リーグに参加した地元・静岡市の球団、くふうハヤテのトライアウトを受験した。シート打撃では打者3人を無安打に抑えた。その10日後には、NPB12球団のトライアウトも受けている。
その結果、高田投手はオイシックス新潟への入団が決まった。オイシックス新潟は、くふうハヤテと同様に今シーズンからプロ野球に参入した。1年目はイースタン・リーグで41勝79敗6分けの最下位に低迷。来季の巻き返しに向け、チーム防御率4.49と課題を残した投手陣の強化がカギとなっている。
(SHIZUOKA Life編集部)