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2024/12/11

【コメント全文】J2降格でジュビロ磐田の監督辞任 サポーターからは同情の声も

■1年でJ2に逆戻り ジュビロ磐田の横内昭展監督が引責辞任

J2降格が決まったジュビロ磐田は12月11日、横内昭展監督の辞任を発表した。横内監督はクラブを通じて感謝と謝罪の言葉を発信。契約期間を1年残して成績不振の責任を取った指揮官に対し、サポートやファンからは同情の声も出ている。

 

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ジュビロは今シーズン最終節となった8日のサガン鳥栖戦で0-3と大敗し、1年でのJ2逆戻りが決まった。降格は4度目となる。その責任を取る形でチームを率いた横内監督は辞任して次のようにコメントした。

 

「ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、いつも多大なるご支援ご声援ありがとうございます。今シーズンをもってジュビロ磐田を離れることになりました。この2年間、皆様には苦しくてつらい思いをさせてしまうことの方が多かったと思います」

 

「それでもチームや私を信じて、最後まで一緒に戦ってくれた皆様に感謝しかありません。特にホーム最終戦、残留の望みがあるとはいえ厳しい状況は変わらない。試合終了後にブーイングを受けても仕方がないときでも、チームや私を信じてコールし続けてくれたこと、今でも心に響いています。それに結果で応えられなかったことに、大変申し訳なく思っています」

 

「ジュビロ磐田はこれからも続いていくクラブです。必ずJ1に戻り、J1でタイトルが取れる強いジュビロ磐田を、ジュビロファミリーの皆様と共に築いてくれることを願っています。最後になりますが、共に戦ってくれた選手、スタッフ、そしてジュビロ磐田に関わる全ての皆様に支えていただいたことに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました」

ジュビロ磐田のホームスタジアム・ヤマハスタジアム

■昨季は補強停止処分 限られた戦力でJ1昇格した手腕に評価

横内監督は就任1年目の昨シーズン、チームをJ1昇格に導いた。クラブがシーズン開幕前に国際サッカー連盟(FIFA)から補強停止処分を受け、戦力を整えるのが難しい中で21勝12分け9敗の成績で自動昇格となる2位に入った。

 

しかし、今シーズンは一度も1ケタ順位へ上がれず、下位に低迷した。失点はリーグワーストタイの68。シーズン終盤はシステムを4バックから5バックに変更して立て直しを図ったが、守備の課題を解決できなかった。

 

結果が問われるプロの世界では、チームトップの監督が責任を取るのは一般的だ。J2降格となれば契約が残っていても辞任するケースは珍しくない。ただ、ファンやサポーターからは以下のような同情の声もある。

 

「昨シーズンは補強ができないにもかかわらず、チームをJ1昇格させた手腕は評価に値する。戦力的にJ1で戦うのが難しい中で、監督が責任を取るのは気の毒に感じる」

 

「若い選手が育ってきても移籍してしまい、クラブとしてJ1でタイトルを取る意思があるのか疑問。選手層が薄くて勝てないのは監督よりも、むしろフロントの責任」

 

「コロコロと監督を変えても逆効果。監督を交代させるなら、フロントも責任を取るべき。クラブとしてのビジョンが見えない」

 

横内監督は現役時代、サンフレッチェ広島でプレーした。引退後は広島のコーチなどを経て、2022年のサッカーワールドカップカタール大会では日本代表のコーチを務めた。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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