2024/12/15
東海道新幹線のトイレ半分が女性専用に変更 男性が反発、女性が心配するワケ
■今月から女性専用トイレの設置開始 来春に完了予定
東海道新幹線のトイレの半分が女性専用に変更される。今月から順次作業を進め、来春には全ての車両で完了する予定。女性からも男性からも賛否両論が巻き起こっている。
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東海道新幹線では現在16両編成で運行されており、奇数号車に男女共用のトイレが2か所ずつ設置されている。JR東海によると、11号車の多目的トイレを除いて半分を女性専用トイレに変更する。
JR東海は今月から順次変更を進め、来年3月15日のダイヤ改正以降、全ての新幹線で半分を女性専用トイレとする。今回の変更については「観光やビジネスで女性の乗客が増加したことにより女性専用トイレの要望が一定数あったこと」と理由を挙げている。
トイレの半分が女性専用とするJR東海の方針に対して、インターネット上では賛否が巻き起こっている。賛成する女性からは「最近はコンビニエンスストアなどでも2つあるトイレのうち1つが女性専用になっているところも多い。新幹線にも導入してほしかった」、「セキュリティや衛生面で男女共用に抵抗があったのでありがたい」といった意見が挙がっている。
一方、男女ともに不安や疑問を抱く人もいる。男性からは「コンビニでも女性用が空いているにもかかわらず、男女共用を使用する女性がいる。トイレの数がたくさんあるなら半分を女性専用にしても構わないが、新幹線のトイレの数を考えると男性側は困る」、「半分を女性専用にするのであれば、残りの半分は男女共用ではなく男性専用にするのが筋ではないか」などのコメントがある。
また、女性からも「新幹線に乗っていると男性の割合が圧倒的に高い。トイレの半分を女性専用にするのであれば、乗客の半数が女性というデータをJR東海が示すべき」、「女性専用のトイレは女性なら長く使っても許されるという意識が働くのか使用時間が長くなる傾向にあると感じる。女性も待ち時間が長くなりそう」といった声が出ている。
(SHIZUOKA Life編集部)