2024/12/17
ロングセラーのお菓子とアイスがコラボ 大好評で再び販売 静岡含む東海4県で数量限定
■三立製菓の源氏パイアイス 数量を約3倍に増やして販売
前回購入できなかった人たちにチャンスがめぐってきた。浜松市に本社を置く三立製菓が「源氏パイアイス」の再販を始めた。昨年は静岡県と愛知県東部に限定されていた販売エリアは東海4県に拡大した。
【知られざるストーリー】三立製菓に恩返し かにぱんお姉さんの苦悩と葛藤
源氏パイは三立製菓を代表する商品の1つで、2025年に販売から60周年を迎える。ハート型の見た目とサクサクの食感、優しい甘さが愛されてロングセラーとなっている。そして、ファンからは長年、アイスクリームとのコラボレーションが切望されていた。
その思いに応えたのが、昨年12月だった。ミルクアイスの上に源氏パイを1枚丸ごと乗せ、アイスに細かく砕いた源氏パイを練り込んだ「源氏パイアイス」を発売。限定1万6000個を静岡県と愛知県東部のコンビニエンスストアで販売したところ、予想を上回るスピードで完売。購入できず落ち込んでいた人や、もう一度食べたいとあの味を忘れられない人の声を受けて再販を決めた。
三立製菓によると、購入者からは「思った以上に源氏パイでおいしかった」、「アイスの中にも砕かれた源氏パイが入っていて最高だった」などの声が届いた。できるだけ多くの人に相性抜群のコラボを味わってもらうため、今回は販売個数を5万個に増やし、エリアも東海4県に拡大した。価格は335円(税抜き)。セブンイレブンの店頭に並んでいる。
■次のアイスは…あの商品とのコラボに期待
三立製菓で広報宣伝室長を務める望月沙枝子さんは「今年は3倍近くに数量を増やし、購入できるエリアも広がりました。より多くの源氏パイファンの方々にお召し上がりいただけたらうれしいです」と自信を持ってオススメする。そして、もう1つの夢を語る。
「かにぱん好きな広報担当者としては、かにぱんアイスの商品化がいつか実現してほしいと願っています」
広報担当の望月さんは“仮の姿”で、正体は“かにぱんの国からきた妖精”かにぱんお姉さんとして知られている。かにぱんも三立製菓を象徴する商品。源氏パイとのコラボに続き、かにぱんアイスが登場する日が来るかもしれない。
(鈴木 梨沙/Risa Suzuki)