東海道新幹線も停車するJR浜松駅

■浜松市「健全な市民生活、自治体のポテンシャルが評価された」

全国に20ある政令指定都市の幸福度を評価するランキングで、静岡県浜松市が総合トップに輝いた。前回の2位から、1位へと返り咲いた。ランキングは仕事、教育、文化など5つの分野の計47指標で評価。浜松市は健康と生活の分野で2位に入り、総合成績でトップに立った。静岡市は前回の13位から7位へ大きく順位を上げた。

幸福度ランキングは、一般財団法人「日本総合研究所」が2年に一度公表している。評価するのは仕事、教育、文化、健康、生活の5分野で計47指標が設けられている。

浜松市は要介護認定率や1人暮らし高齢者率などが評価され、健康と生活の分野で2位を獲得した。また、人口増加率、1人あたりの市民所得、財政健全度、国政選挙の投票率、合計特殊出生率、自殺死亡者数、勤労者世帯可処分所得の7つを評価する基本指標でも3位に入った。浜松市は「健全な市民生活を送ることができる環境が整っていること、基本指標でも3位と自治体としての基本的なポテンシャルが高いことが評価された」としている。

浜松市は総合ランキングで常に上位にランキングされ、前回2020年度は2位、2018年度が1位、2016年度は2位だった。2016年度と2020年度は、いずれもさいたま市に敗れたが、再びトップを奪い返した。

今回のランキングでは、さいたま市が3位、2位は川崎市となった。静岡市は7位で、前回の13位から順位を大きく上げている。過去3回のトップ5は以下のようになっている。

【2022年度】

①浜松市

②川崎市

③さいたま市

④京都市

⑤名古屋市

【2020年度】

①さいたま市

②浜松市

③川崎市

④名古屋市

⑤岡山市

【2018年度】

①浜松市

②さいたま市

③川崎市

④京都市

⑤名古屋市

（SHIZUOKA Life編集部）