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2025/01/08

企業認知と社会貢献を両立 動物愛護センターの3か所でネーミングライツ 年額30万円以上

画像はイメージ(県のHPより)

■浜松市から改修移転 富士市に11月開所予定

今年11月頃に富士市で開所を予定している「静岡県動物愛護センター」でネーミングライツ(命名権)のパートナーを募集している。対象となっているのはドッグランなど3か所。企業の認知度向上に加えて、社会貢献にもつながる。

 

【写真で見る】獣医師が運営 静岡市の保護猫カフェ

 

県動物愛護センターは浜松市から富士市に改築移転する施設で、動物の譲渡を促進して命をつなぐ拠点を目指している。保護した犬や猫の展示エリアを新たに設け、ドッグランも整備する。

 

浜松市にある現在の県動物管理指導センターは老朽化や収容機能が課題となっている。移転後は猫の収容数を20匹から90匹に増やす。展示エリアでは、ガラス越しにキャッとタワーなどで遊ぶ猫たちの見学が可能。気になった猫とは直接触れ合って、相性を確認できる。

 

ネーミングライツを募集しているのは「ドッグラン」、「研修ルーム」、「ふれあいエリア」の3か所。それぞれの特徴は以下の通りで、ふれあいエリアはエリア全体に愛称を付けられる。

 

【ドッグラン】

犬を自由に運動させる施設で、指定管理者によるイベントを開催する。年間利用・見学者数の見込み7400人。

 

【研修ルーム】

愛護教室、飼い方教室、譲渡会などを開催。指定管理者により一般に貸し出す。年間利用・見学者数の見込み2000人。

 

【ふれあいエリア】

指定管理者からボランティアなどに貸し出すトリミングルーム、新しい飼い主と犬または猫をマッチングさせるマッチングルーム、譲渡する猫の姿を見学する展示エリアの3つからなる。年間利用・見学者数の見込み2000人。

 

■命名権の料金は2種類 年額30万円以上と50万円以上

ネーミングライツの料金はドッグランが年額50万円以上、他の2つは30万円以上となっている。契約期間は今年11月1日から来年3月31日まで。来年度は契約金額を月割とし、契約継続の希望があれば優先交渉権が付与される。

 

使用する愛称には、個人名を付けないことや難解な字を使用しないことなど条件がある。受付期間は2月28日まで。応募方法や選考基準などの詳細は静岡県のホームページに記載されている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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