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2025/01/09

家計の引き締め“強化”へ 節約したい項目&財布のひもを緩めたい項目トップ5は?

■支出引き締め傾向11ポイント増加 メリハリ意識も広がる

民間の調査会社「静岡経済研究所」が、県内世帯を対象にした家計支出に関するアンケートを実施した。1年前と比べて家計を引き締める割合は大幅に増加。一方、財布のひもを緩めたい項目もあり、メリハリのある消費意識が広がっている。

 

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静岡経済研究所のアンケート結果によると、1年前と比べて家計の支出を「多少引き締めた」または「かなり引き締めた」と回答した割合は34.9%だった。今後1年間の支出を「引き締める」と答えた割合は45.9%で、11ポイント増加。物価上昇が続く中、引き締め志向が強くなっている。

 

今後1年間に節約したい項目は「毎日の食費」が最も多く53.3%に上った。「外食費」の46.2%、「水道光熱費」の37.2%が続き、生活に不可欠な項目が並んだ。

 

【節約したい項目トップ5】

・毎日の食費 53.5%

・外食費 46.2%

・水道光熱費 37.2%

・衣料品購入費 36.3%

・交通費(ガソリン代など)23.1%

 

節約する方法としては、「インターネットで安い商品を探して買う」がどの項目でも上位だった。その他、「セールの時に買う」、「チラシで安い商品を探して買う」が目立った。中古品やリサイクル品の購入は以前よりも利用しやすくなったものの、衣料品や耐久消費財ともに10%を下回った。特に40~60台は抵抗感が強い。

 

一方、充実させたい項目は「旅行」が31.8%でトップだった。次いで、「趣味・娯楽費」の21.4%、「外食費」の13.8%となった。

 

【充実させたい項目トップ5】

・旅行 31.8%

・趣味・娯楽費 21.4%

・外食費 13.8%

・子どもの教育費 12.5%

・毎日の食費 12.5%

 

今回のアンケート結果について、静岡経済研究所は「物価高を背景に節約志向が続く中で、節約と充実を使い分けて生活レベルの満足度を維持している様子が 伺われた。特に、日常の支出を節約し、余暇的な支出を充実させることで、生活にメリハリをつける消費スタイルは特徴の1つといえる」とまとめた。

 

アンケートは昨年11月に行われ、静岡銀行の県内店舗または自宅で記入を依頼した。県内の家計を預かる人1190人のうち、1052人から回答を得た(回収率88.4%)。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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