2025/04/21
アウトレット商品充実 工場直売店が浜松で移転リニューアルオープン パンやお菓子が充実
■ヤタロー工場直売店 地産地消工場店に移転リニューアル
浜松市に本社を置く「ヤタロー」が工場直売店を移転リニューアルし、4月24日にオープンする。焼き立てのパンやスイーツに加えて、お得なアウトレット商品も販売。地元農家の商品も扱い、地産地消や地域共創を進めていくという。
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パンや菓子を製造するヤタローは食品ロスを減らすため、不揃いで店頭に並べられない商品を「アウトレットストア工場直売店」で販売してきた。見た目が多少落ちるだけで味は正規品と味は変わらず、価格は安くなることからアウトレット商品は人気を集めた。
この直売店は4月13日に閉店となったが、約100メートル離れた場所に「地産地消工場店」として4月24日に移転リニューアルオープンする。今までの直売店よりも売場を拡大し、駐車場のスペースも増やした。
直売店で人気だったバウムクーヘンの切れ端、賞味期限が近くなった商品といったアウトレットは継続して販売。工場直販ならではの価格で焼き立てのパンや菓子を「ライブキッチン」で提供する。

「ヤタロー地産地消工場店」の店内イメージ
■地元の野菜やベーカリーなども販売 地域経済活性化へ
さらに、リニューアルのコンセプトには「地産地消から地方創生へ」、「地域ネットワークの輪を広げていく」といった地域循環や地域共創を掲げる。地元の農家が生産する野菜、さらに競業の枠を超えて地域のベーカリーやスイーツなどを集めて地域経済の活性化を図るという。ヤタローは自社だけではなく、地元の生産者や企業と協力する目的を次のように説明している。
「この地域で生産されたものすべてを『地産』と考え、地域経済の活性化に貢献したいと考えています。地域の魅力を再発見し、そこで生成される人とのつながりを大切にすることで、コミュニティの絆を強くしていきます。人口減となる日本において今後も地域が豊かな暮らしを持続していくためには、この街の素材や人を大切に思う者同士が繋がり、共に発展していく必要があると考えているからです」
ヤタロー地産地消工場店(浜松市中央区上西町1013-1)の営業時間は午前10時から午後7時まで。定休日は1月1日から3日となっている。鉄骨2階建ての店舗は延べ床面積が約600平方メートルで、第1から第3まで計134台分の駐車場を備えている。
(SHIZUOKA Life編集部)